危険な植物

野山の植物による危険は、危険な動物と違いこちらから触れるなり食することをしなければ被害はありません。

からだに触れるとかぶれをおこすウルシ類などは、長袖・長ズボンや手袋などで接触を防ぎましょう。

ただし、体質のよっては衣服の上からでもかぶれる人もいますし、直接触れなくてもそばを通っただけでもかぶれたりします。大丈夫な人は、ウルシを取って遊んでいても大丈夫です。

植物の中には薬理作用の強いものもありますが、使い方によっては「薬と毒は紙一重」。採取した山菜や薬草を間違って使ったりすると、大きな中毒事故につながります。

食べて毒のある植物は、山菜取りなどで間違って口にする場合もありますので注意しましょう。知らない植物をむやみに口にしないことです。


それは本当に食べられる山菜ですか?

キノコや山菜は、食べられるものと良く似た有毒のものが色々あります。植物性自然毒による食中毒は、毎年全国で2桁3桁と発生しています。

場合によっては死亡することもありますので、調理するときは十分注意して行ってください。

なお、中毒になってしまったらすぐに医療機関へ受診!その際、原因となった植物が残っている場合は、持参すると治療の参考になります。


食中毒防止5カ条

  1. 食べられる種類とはっきりとわからない場合は絶対食べない。
  2. 新芽や根だけで、種類を見分けることは難しいことを知る。
  3. 専門家の指導で、正しい知識と正しい鑑別法をマスターする。
  4. 山菜採りでは、有毒植物が混入しないよう注意する。
  5. 正しい調理をする。