毒のあるキノコ類

日本に生息するキノコは約5000種類。その中に食用キノコと毒キノコがあり、本来、毒性がないとされるキノコであっても生息地によって毒性を持った場合も報告されています。野生のキノコを素人判断にで食べるのは非常に危険です。

キノコの迷信

ツキヨタケ

ツキヨタケ

夏から秋にかけてブナやナラ等の広葉樹の枯れ木に群生する。

日本での毒キノコ中毒例の半数以上がツキヨタケによるものといわれるほどである。

食後30分~3時間程度で、嘔吐や下痢などの食中毒の症状。幻覚症状を伴うこともある。最悪の場合、脱水症状などで死に至る。

似ている食用キノコ

シイタケ ムキタケ ヒラタケ
シイタケ ムキタケ ヒラタケ

クサウラベニタケ

クサウラベニタケ

夏から秋にかけて、アカマツ混生林下やブナ科樹林下に群生する。

食後30分~3時間程度で、嘔吐や下痢などの食中毒の症状。

似ている食用キノコ

ウラベニホテイシメジ
ウラベニホテイシメジ

カキシメジ

カキシメジ

秋にクヌギ、シラカシといった広葉樹林やマツなど針葉樹林の地表に生息する。

頭痛、腹痛、嘔吐、下痢を引き起こす。

似ている食用キノコ

ハタケシメジ チャナメツムタケ
ハタケシメジ チャナメツムタケ

猛毒キノコ

タマゴテングタケ
タマゴテングタケ
フクロツルタケ
フクロツルタケ
ドクツルタケ
ドクツルタケ
ニガクリタケ
ニガクリタケ

毒キノコを食べてしまったら

おかしいと思えばすぐにのどに手を入れて吐き出すこと。

症状が出たら救急車で病院直行しましょう。食べてしまったキノコが残っていれば持参しましょう。

毒キノコと食用キノコの識別は素人には難しいです。迷った時は食べないこと。

「販売所で買って食べたら毒キノコだった」って事故も発生してるくらいです。