吸血昆虫
ブユ
関東ではブヨ、関西ではブトとも呼ばれる。 蚊と違い吸血の際は皮膚を噛み切り吸血するので多少の痛みや流血を伴う。毒素を注入するため、吸血直後はそれ程かゆみは感じなくても、翌日以降に患部が赤く膨れ上がり激しい痒みや頭痛、発熱の症状が現れる。そのような時は病院で診療を受ける。 ひどい場合はリンパ管炎やリンパ節炎を併発することもある。 |
応急処置
吸血された場合は傷口から毒を抜いて消毒し、ステロイド系の薬(ステロイド外用薬)を塗ると良い。
予防対策
一般的な蚊用の虫除けスプレー等は効果が薄いのでブユ専用のものを使う。
素肌を出す服装は避けましょう。
ヒル
多くは淡水に住むが、陸上にもいる(ヤマビル)。 かまれてもヒルの唾液に麻酔成分があるためそれほど痛みは感じず気が付かない。 また、血液の凝固を防ぐ成分を出すため、ヒルが離れた後も数時間ほど出血が続く。 ヒル自体に毒性は無いが、まれに噛まれて強いアレルギー反応を起こす場合がある。 ヒルに食いつかれたとき、掴んで無理矢理剥がそうとすると傷口を広げて出血量を増やしたり、ヒルのもつ病原菌が人間の体内に注入されたりする危険性があるので無理に引き剥がしてはならない。 |
除去方法
タバコの火を付けたり塩をかけたりする。
応急処置
患部から血を絞り出しヒルの分泌物を排出し、水洗い・消毒した後に抗ヒスタミン剤(虫さされ用軟膏など)を塗布し、絆創膏などで傷口をふさぐ。
アレルギー反応が出た場合は、病院にて診てもらう。
市販の虫除けスプレーなどでも短時間(2~3時間)なら効果がありますが、ヤマビル専用の忌避剤も市販されています。