焚き火とかまど
焚き火の注意事項
- ほとんどのキャンプ場が直火禁止。専用器具を使用すること。
- 指定の場所以外で行なわないこと。
- 紙や枯葉を燃やすと火の粉が飛んで危険です。
- 風の強い時は危険なので中止。
- 煙が出るので周囲に迷惑のかからないよう。
- 火傷に注意。
最近ではほとんどのキャンプ場が直火を禁止しています。理由としては、芝生が傷む・土壌が傷む・微生物が死ぬ・土壌が汚れるなどです。
環境問題だとか消防法だとか後片付けの人件費とか、いろいろとあるんでしょう。
焚き火のコツ
焚き火のコツといっても特に無いです。
ある程度の年齢の方なら、子供の頃から焚き火には触れいているでしょうから、消えそうになったらどうするかとか竹を入れてはだめとかダンボールなど紙類は強い炎の中に入れると火の付いたまま舞い上がるとか、基本的なことはご存知でしょう。
気にすることは、飛び火しないようにと周囲に迷惑を掛けないようにすることです。
火の熾し方
薪さえ湿っていなければ木炭のように苦労することは無いでしょう。
最初は新聞紙を軽く絞って使えばいいです。
あとは燃えやすい小枝や細く割った薪などから火をつけ、太い薪へ移行すればいいです。
空気送りがポイント!酸素が無ければ燃えないですから・・・。炎が大きくなれば、少々湿った薪でも火の中で乾燥して燃えてくれます。
薪の準備
現地で薪拾いも方法ですし、管理棟でも販売されています。最悪の場合、雨天の影響で現地採取が出来ないとか管理棟でも売り切れとかの場合もありますので、車に積めるようなら持って行きましょう。
最近は、ホームセンターでも売ってますし、家の建築現場や製材所などで無垢の廃材をキープするのも方法です。
集積材などは遠慮したいものです。微量でも有毒ガスなどを吸うのはイヤです。
親切なおじさんなら火持ちのいい種類のキレッ端を使いやすくカットしてキープしてくれますよ。
くれぐれも現地の生木の枝を切らないように。現地採取は、落ちた枝だけを拾いましょう。
薪の種類
切って間もない生木を乾燥させて水分量を2割ほどに落とさないと薪として使えません。田舎の家の横の軒下などに積み上げてる光景を覚えてませんか?
キャンパーが、いちいち山で木を切ってきて短く切って割って干してなんてしないでしょうが、木の種類によって着火性や熱量や燃焼速度(火持ち)など、薪に適しているかどうかがあるのです。
- 着火性が良く燃焼速度が速い薪
- 檜(ヒノキ)、杉(スギ)、白樺(シラカバ)、赤松(アカマツ)
- 燃焼速度が遅く火持ちのいい薪
- 楢(ナラ)、椚(クヌギ)、桜(サクラ)、樫(カシ)、欅(ケヤキ)、楠(クスノキ)
「着火性が良く燃焼速度が速い薪」とは、火が付きやすく燃えるのも早い、「燃焼速度が遅く火持ちのいい薪」とは、燃えにくいけど一度火がつくと長時間燃えてるってこと。針葉樹は全般に柔らかくて燃えやすく、広葉樹は全般に硬くて燃えにくい。
(白樺は広葉樹)
薪の話になると【薪ストーブ】のことがサイトなどで見ることが多いです。着火性のいい薪で火をおこして、燃焼速度が遅く火持ちのいい薪で暖をとる。
火持ちが悪ければ、ずっと薪をくべなければならないでしょう。
でもキャンパーの場合、薪をくべるのも楽しみのひとつ。何もせずにいても燃えていてくれたら、【鍋奉行】ならぬ【焚き火奉行】の人の仕事が無くなります。
それに薪ストーブを使われるような地域で無い場合、薪購入で選ぶことなんて出来ないでしょう。お店に行って薪といえば薪。ただそれだけ。。。
とにかく燃えればいいんです。
直火禁止の助っ人【焚き火台】
直火禁止のキャンプ場なども専用器具を使えば大丈夫。ファイヤーグリルって品物で、これが以外に便利です。
暖をとるのもいいし、ただ眺めているのもよし。また三脚スタンドがあれば、かまどが無くても飯ごう飯に鍋料理もできちゃう。
「炊事場でのかまどよりテントの横で料理をしたい。」
そんな人には便利です。
かまど作り
最近のキャンプ場は、ほとんどが「直火禁止」です。ですから、石を積み上げたり穴を掘ったりと、キャンプ地でのかまど作りはほとんどしなくなりました。
作らなくても立派なかまどが設置されてますし、立派でなくてもU字溝が並んでいます。
親切なところは、区画ごとにかまどを設置!
以上で「かまど作り」の説明を終了します。